会員の声(5)留学先でも太極拳で体調を維持できました

留学先でも太極拳で体調を維持できました   ◊上岡慶士さん(24歳)

小さい時から武術に興味があり、気というものの不思議を体験したくて太極拳を習い始めました。初日は気功の鍛錬で10分と経たないうちに汗だくで足もガクガクでしたが、数日経って体が慣れてくるとなんとかついていけるようになり、練習も護身術や難解だった太極拳の使い方を次々に習えるので楽しく、早く上級の技が習いたくて毎日のように通うようになりました。特にこれといって体が弱い訳ではなかったのですが、太極拳を習い始めた頃から、もともと色白で血色が良くなかった顔色が日に日に良くなり、体を動かした時だけでなく、普段からも顔色が少し赤みを帯びるようになってきました。

太極拳を習い始めて一年後、日本を離れ語学の勉強をするために、僕は約1年間カナダに滞在しました。カナダでは現地の方々と、建築関係の仕事をしていたので、肉体労働で毎日くたくたになるまで働いたのですが、そのとき毎朝していた太極拳が役に立ち、なんとか疲れを次の日に残す事無く働けたのです。また、周りで同じくワーキングホリデイに来ていた人たちは食生活やストレスで肌が荒れたり、太ったりしていましたが、僕の体調は変わりなく、肌が荒れたりすることはありませんでした。

そして特に太極拳の有難さを実感したのは海外生活の中盤、カナダでスノーボードをした時の事です。かなりの運動量なので、次の日は筋肉痛で動く気がしなくて、日課の太極拳をサボりました。スノーボードは3日連続だったので、2日目ももちろん滑りに行ったのですが、前日は朝から晩まで滑れたコースなのに、昼過ぎには体がだるくなってきてやめてしまったのです。そして3日目の朝、筋肉痛をこらえながら太極拳を通して、雪山に臨みました。太極拳をしなかった日とは打って変わって体が軽く、筋肉痛も全く気にせずに最終日を滑りきる事が出来たのです。まさかこれほど違うとは思っていませんでした。

帰国後、地元の友人と温泉に行く事があり、久しぶりに会っていろいろな話をしたときのことです。一足先に社会人になっているその友人はストレスも多いと思います。1年ぶりに会って少し老けて見え、本人は肌が水をはじかないと言っていました。僕はずっと続けている太極拳のおかげか20歳がピークと言われている肌の調子はおそらく今一番調子がいいと思います。美容の面でもかなりおすすめです。気の存在は曖昧で、なかなか身につけるのには時間がかかります。しかし、健康に、美容に、護身に最適とされる太極拳の素晴らしさは必ず実感できると思います。帰国し、またこの教室に戻ってきました。今、少しずつですが気というもの感じられるようになってきています。これからも太極拳をはじめ様々な気の武術を追求し続けたいと思います。

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